トマトがまぐち君が大人になった
彼は 高校を卒業すると 調理師専門学校に入った
俺たち幼なじみなので おやじは 全てわかっている
彼の不器用さは もうこのブログを読んでいる人も 私と同じで 分かっていると思う
何と その彼が 料理人
もうこの世の終わりだ
何を食わされるか分からない 恐怖だと
鍋に たわしが入っていたとか 彼ならありえる
恐ろしかったが 彼の夢ならと
でも 心の中では ちょっと
食べたくないなぁと 悪いけど
何故向いてないかもと思ったかというと
実は中学校の頃 別々ではあるが お好み焼きを家でつくったことがあり
私が作り方を教えて あいつも家で作ったらしい
私はうまくいって食べていたら 電話がかかってきて まだできないと言う
色々話を聞いていると 何か小麦粉が足りない様で もう少し足したら？と言うと
今度は 何かホットケーキ
みたいになった と言うので
じゃあキャベツを足したら？と言った
そうこうしていると 何と10人分くらいになって笑笑
あんた なんばしよっとね！と
竹刀でぶったたく 母ちゃんにえらく 怒られたそうだ 笑笑
そんな彼が料理人 信じられない 終わった
そんなこんなで
彼は 料理の道へ 私も 色々あり 平凡なサラリーマンの道へ
おやじは心配していた しかし
継続は力なりと言う諺があるが 正に その通りだった
彼も 段々と 上達していた
すごい
一度 真鯛の刺身の生き造りを 私の家で やってもらったら
おー！！！！！っと思うほど よくできていた
あのお好み焼きの頃とは 大違いだ
ある日のこと
トマトがまぐち君
が腕のいい料理人になって 良かった と思っていたら
ある日 トマトがまぐち君が 自動車事故を起こした
前の車に 衝突したそうだ 相手が止まっていたので 全面的に彼が悪くなり
相手の車
を修理しなければならず 金が結構かかったみたいで 持っていたバイクを売った
その後 また事故
これは 何かおかしい
何か悪いものでも憑いているのか？と思い
私の妻が知っていたお祓いに連れて行った
私と妻とトマトがまぐち君ともう1人今度紹介予定のタコ坊
君と4人で
お祓い
早速 みてもらったら 霊媒師のおばさんが
アンタには何か憑いとるといい お祓いを始めた
そのおばさんがお祓いする時 歌うというのは前から知っていた
しかし実際に行って見たのはこれが初めてだった
歌にのせて 住所 名前 年齢 事故の事 神様に祈願をしてくれるのだが
どんな歌かと思いきや それは シャボン玉飛んだのメロディーだった 笑笑
なんか 気持ちをしっかりと歌に込めて 霊と話すみたいに おどろおどろしい声で
シャア～ボンだあ～ま～とお～ん～だあ～・・・住所～名前～年齢～事故の事～神様に祈願～・・・
真剣な お祓いだった
トマトがまぐち君も真顔で 祈願していた
しかしトマトがまぐち君と霊媒師のおばさんには悪いが・・・
その歌 除霊？？？？ があまりにも 可笑しかった
みんなが後ろで こっそりコソコソ笑ってしまった
それを 前に座っていたトマトがまぐち君が こちらを振り返って
何でそんなに可笑しいの？
と後ろにいる私たちに真顔で聞いてきた ハハハハハ
逆にコレがまた可笑しい 苦しいです
トマトがまぐち君のこの言動が また笑いのツボに入ってしまった
あまりの
おかしさに 我慢できず 妻は部屋の外に出て行った
外で力一杯笑っている声が聞こえて 私も吹き出しそうになった
しかし トマトがまぐち君が可哀想だと 思いながら
しかし・・・ どうもこうも 歌が可笑し過ぎて
ぱっと 横を見たら タコ坊君も笑いをこらえて ゆでだこみたいになっていて
もう限界
でも 何とか必死で我慢した 腹が痛かった 笑笑
こんなに笑ってしまったのだが・・・この霊媒師のおばさんの腕は確かだった
歌が効いたのか あれから パタッと 事故が無くなった
本当によかったが
あの歌は ないわー 何とかしてくれないと お祓い中に 死んじゃうよ 笑笑
では また
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