青果店 断る
翌日 朝9時 とうとう青果店は 電話で断った
事情を説明したら 社長さんは また気が変わったら応募してくださいと言われた
勝手に申し込んで勝手に断って 何て悪い奴だ こんなひどい奴なのに
何と寛容な方なのだろうと 何とも言えない気分になり 本当に申し訳なく思った
タクシー会社の職場見学へ
それから 午後 タクシー会社の職場見学に行った
職場見学なのでおやじともう1人来ていた 歳は36歳と言っていた 流石に若い 羨ましい限りだ
目も見える 覚えることも早い 動作が機敏 ええなー
その子はジーパンを履いてきていた おやじは 一応スーツで行った
それから おやじは見学の後に 面接をするので履歴書と免許証を持ってきてと言われていた
職場見学は 今のタクシーの現状とか取り組みとか最近日本は
外からのお客様がとても多く 人手が足りないとか
新たに資格を取ってタクシーで観光客をご案内す
全ての説明が終わると 面接が始まった
面接へ
担当は部長さんと課長さんだった
世間話が主だったが段々と話していくうちに 部長さんからいきなり
『おやじさん 1回タクシー運転手になって下さい 売り上げは取れる 昔とは違うから』 と
それから部長さんが課長さんに
『おやじさんには 二種免許の取得の申請書を渡しといて』
そして課長さんが
『採用しますから これを書いてきてください そしたら 自動車学校の入校の手続きをするから』 と
そしてまたまた トントン拍子に決まりました
そしてすぐ 全部で10枚くらいの書類をくれました
なので その次の日 全部揃えて出しました
信じるものは救われる この言葉を胸に やるしかないと思いました
しかしながら 断ったらすぐ また採用 何か これが縁という事なのかと考えさせられた
これこそ本当の ことわざどおり ”捨てる神あれば拾う神もある ”
派遣会社からは途中で捨てられたようなものかもしれないがおやじを拾ってくれた会社もあった
そう考えないと納得がいかないし考えてもわからんしほっとこうと 流れに身を任せる それしか無い
自動車学校の入校式へ
その6日後のこと 自動車学校の入校式になった
すんごい事になったが 何か18歳の時に運転免許を取った時にタイムスリップした様だ
またまた おやじは若者に紛れて自動車学校に通わなくてはならない 60歳 またまた挑戦だ
自動車学校入校式の日 実は入校式は夕方から始まるのだ 夕方から何と終わったのが20時30分
そしておやじはその日 叔父さんが亡くなったので その後 お通夜が入っていた
全て終わって家に帰ったのが翌日の1時30分
それからその次の日は12時から葬儀だ ハードスケジュール?ハードワーク?
叔父さんも80歳で亡くなった おやじのおやじの弟
人はいつか必ず死ぬ 致死率100% 死からは誰も逃れられない
何をしても どんなに気をつけても無駄だ おやじも後20年後くらいにはこの世から去るだろう
そんな事を考えると死ぬ20年前にまたまた 新しい事に挑戦する
またやるんかい〜と 言われそうだ
これまで 色んな仕事をしてきたが 今度のタクシー運転手は 60歳には少し手強そうだ
お金と時間の管理 お客さんと運転の対応 やれるのか 不安になる
しかし 後戻りはできない もうやるしか無い 大丈夫 大丈夫って自分に言い聞かせる
それしか方法がない
今度の ブログ名は多分 最後の正社員TAXIドライバーのお叫びです笑笑 宜しくお願いします
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